とても人前に出せない手の爪は、ちゃんと人の爪の形になったのでした

　

小さい頃から爪の噛みグセがあり、人の前に手を出すのが苦手

だったら噛まなきゃ良いじゃない と思うだろうけれど、少し前そういう病気みたいなものがある事を知りました

調子がいい時は綺麗にしていられるけどひどい時は噛みきって噛むところがなくなると周りの皮膚をむしり取ってしまう

怖いと思うけれど、止められない

指の痛みで目が覚めることも、家事や仕事に支障をきたすくらい痛くてしょうがないこともあります

今、左中指、人差し指、親指の3本の爪が悲しいくらいに欠けた状態

大好きな友人貴子ちゃんはアーティストで、様々な大会で大きな賞を取っています

｢ 貴子ちゃんにネイルしてもらうためにはまずある程度伸ばさなきゃなぁ。。｣ と思いつつ月日は過ぎていく

近所の気楽に入れる感じのところに相談したけれど｢短すぎて長さ出しが出来ません｣と言われました

貴子ちゃんに｢今こんな状態。頑張って長さ出し出来る位にして、絶対行くから待っててね｣とメッセージを送ったら、｢やすこちゃん、今すぐおいで！とにかく見せて！｣と返事をもらいました

｢2週間噛まずに頑張って行くよ。｣と予約を取ったけれどその2日前には｢全く伸ばせなかった。キャンセルしよう｣と思った

けれど貴子ちゃんに会いたい

貴子ちゃんはその見た目を裏切る、良い意味サバサバしていてはっきり物事を言う。でもポジティブだけを良しとするわけではなくネガティブもそのまま何ともなく受け止める( 要するに、まるごと。)

会わなきゃ。私の爪が施術不可能だったら、子供やってもらえばいいや。と保険に子供も連れて行った

最悪な爪を見て一言

｢うん、出来る。｣

｢え! だって、台( 爪と皮膚の間に紙の台を入れて、ジェルで長さを出す)入る隙間ないよ｣

｢入る！｣

(*￣□￣*;。。。。

そこからものすごい勢いで丁寧に甘皮やささくれをケアし、残った爪の形を一回見ただけで台紙をその形に一発ではさみを入れ切り取る (プロや。。。)

そしてキュッとないはずの隙間にセット( 痛くない )

そしてとても人前に出せない手の爪は、ちゃんと人の爪の形になったのでした

ジェルをしていれば噛まないか。

そんなに甘くはない。

少しの浮きも、少しのささくれもかみたい時は噛んでしまうのだ

しかし貴子ちゃんのトドメ

｢ほら、爪だよー嬉しい～｣と貴子ちゃん。子供も｢爪だね、良かったね。｣

｢ここからだからね。綺麗な爪にしていこう。やすこちゃん、私の事を好きでいてくれるなら、これを壊さないでね。｣←ズルイ(笑)かめないじゃないか。

そして次の予約を取り、約束を守っている私です

｢噛まない！｣｢噛んじゃダメ。｣は申し訳ないけれど効き目は薄い。。

でも｢私を好きだったら次まで傷めないで｣と言われたらそんなのきくしかないじゃないか。

ということで長くなりましたが、｢ 人前に手を出すのが怖くない ｣ を目指して頑張ります

貴子ちゃんどうぞよろしくお願いします

今回はメッチャシンプルな淡いピンクにとても細かいラメがチラチラするかしないかのヌードカラー

貴子ちゃんは、何でも描きますよ！作れます

爪のことだけじゃなく、色々目の前が開いてしまうような素敵な話もいっぱいしてくれます。

【50代　会社員 N様】