月に1回くらい通っています。
毎回のようにプロレスとマンガの話をして帰るので、ネイルサロンに行くというよりも、友達とおしゃべりをしに行くような感覚です。
いつの間にか爪が奇麗になっています。
オーナー氏は、プロレスの話題になると結構な割合で「そのレスラー会ったことある」となり、3、40年前のジャンプマンガならどんな話題を投げてもほとんど打ち返してくれます。ハンパなオタクではありません。
毎回楽しい時間を過ごさせてもらっています。
また今度行ける機会を楽しみにしています。
これで終わると全然ネイルサロンのクチコミではないのでもう少し書きます。
私はもともと爪が弱く、普通に生活していても、いつもどこかの爪にひびが入っているような状態で、何をするにも爪の心配をしながら生きてきました。
皮膚科に行っても「爪の強さは体質で決まるから、タンパク質をたくさんとっても元々の強度より強くなることはない。
毎日何回もマニキュアを塗るくらいしかない」と言われたのですがこれがなかなか面倒。
そんなときある人に「ジェルネイルがいいよ」と教えられました。
しかし今までネイルサロンには全く縁がなかったためにどこへ行けばいいのかさっぱりわからず、とりあえず一番近くにあるお店に行き、ラーメン屋みたいに並んだ客席で自分以外店員さんもお客さんも全員女性というなかなかに緊張する時間を過ごしましたが、2週間もたつとはがれてきてしまいました。
いよいよ困りました。確かに施術直後は爪の心配から解放されたのですが、この居心地の悪さを2週間に1度なんて耐えられるのだろうか。
いっそ女性の恰好して行ったるか…と、そこではるか昔にマンガのファンサイトでお話ししていた人の中に、プロレスラーの妹さんでネイリストという人がいたことを思い出しました。
レスラーの名前と妹とかネイルとかのワードで検索をし、おそらくこの人だと探し当てて連絡をし、施術してもらいに行きました。20年越しのオフ会です。
初対面ではあるのですが思い出話から近況まで話が止まらず、そこにいたのは当時画面の向こうに想像していたハイテンションオタクお姉ちゃんそのままでした。
ネイルの出来上がりは良い具合にストロングで、重いものを持っても爪がズタボロになりませんし、風呂上がりの濡れた状態で指先に力を入れても裏返って肉との境目から出血することもありません。
本気で人生のストレスが1割くらい減りました。
普通の人にはわからないかもしれませんが、爪の弱さを気にせず生活できることはなんと快適なんだろう。
客と施術者1対1のサロンなのでほかの人の目が気にならないのも個人的に良い点です。
それだけに自分の特徴をよくわかってくれて覚えていてくれて、前回よりも良いやり方を提案していただいたり、単にジェルで覆うだけではなく、割れた箇所を補修したり、どんなに弱っていても行って帰ってくると強くなっている。マンツーマンでオーダーメイドのネイル虎の穴です。
それ以来通うようになりましたが、今では自分にとって欠かせない場所です。
私は”爪を美しくする”が目的ではなく、よく考えればネイルサロンにとって“強くする”は専門外なのではないかとも思いますが、それでもこれだけ満足させてくれるのはさすがにプロの技術です。